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2008年04月10日

USD/HKD買い増し−6ヶ月フォワード


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FX スワップ・長期投資派←スワップ派向けポートフォリオ構築法を解説←ランキング3位のyamakouFXさん。

今日は、シンガポールで政策為替レート(シンガポールは政策の対象が金利ではなく為替レート)の中心値切り上げ方針が発表されたのをきっかけにアジア通貨全般が買われました。
香港ドルも米ドルに対して少し買われたようなので、USD/HKDを買い増ししました。ただし、スポット取引ではなく、6ヶ月フォワード取引にしました。
4/10のFXフォワード取引
通貨種類 取引量 売/買 決済日   スポット決済日  購入レート スポットレート スワップポイント  
USD/HKD 750,000 買   2008/10/21 2008/4/14  7.75417 7.78820  340.3pips


使用した業者は、SVC證券です。
ほとんどのFX業者で扱っているのはFXスポット取引と呼ばれているもので、スポットレートと翌日物フォワードレートの差がスワップポイント(1日分)として、ロールオーバー時に毎日付与されるのが一般的です。

6ヶ月フォワードの場合、スポットレートと6ヶ月物フォワードレートの差がスワップポイント(6か月分)として、付与されます。
つまり、6ヵ月分のスワップポイントを確定させることが可能です。

6ヶ月フォワード取引に最も向いている通貨ペアは米ドルペッグのUSD/HKDだと思います。
USD/HKDは、2005年5月以来、下限が7.75、上限が7.85とする金融政策が取られていて、この範囲内に変動が限定されます。
しかし、スポット取引では、毎日のスワップポイントの変動が大きいというリスクがあります。

6ヶ月フォワード取引では、6ヵ月分のスワップを確定させてしまうため、日々のスワップポイントの変動リスクを抑制することができます。

以下の画面がSVC證券でフォワード取引をする画面です。
svc2.PNG

フォワード取引でUSD/HKDの買いポジションを取る場合、まず、先渡し日を決めます。今日(2008年4月10日)の場合、最長で2008年10月21日を先渡し日にできますが、それ以前に先渡し日を設定することもできます。

買いポジションのレートは、アスク側のレートになります。
上図の場合は、7.75417ということになります。また、スポットレートとスワップレート(決済日とスポット決済日間)も掲載されています。

図の場合はスポット決済日が4/10、決済日が10/21なので、190日分のスワップポイントが0.03403HKD。
10000通貨あたりだと0.03403×10000=340.3HKD≒4423円
1日10000通貨あたりだと、340.3÷190=1.79HKD≒23.28円
くらいのスワップポイントを確定させたのと同じ取引になります。

また、この取引は今年10/21の時点で、USD/HKDのスポットレート(ビッド)が7.75417を下回らなければ損益がプラスとなるを意味しています。

SVC證券におけるUSD/HKDの最大レバレッジは100倍。ヒロセFX2の約200倍に比べてレバレッジは良くないものの、6ヶ月フォワードでもスプレッドは20pips未満、スワップ変動リスクも抑えることもできるのでお勧めです。

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posted by ケロ at 23:10| Comment(12) | TrackBack(0) | 今日の取引
この記事へのコメント
こんばんは^^。売り専さんとこのブログから来ました♪

もしかして、為替スワップの会でコメントしてらしたケロさんですかね?(違ってたらごめんなさい。)

私はUSD/HKDを始めて間もないですが、(ていうか、FX始めて2ヶ月です・・・。)自分の性に一番合っている通貨ペアかなと思っております。

私の専門はパチですが(苦笑)、ちょくちょく寄らせていただき、勉強したいと思います。
Posted by しん at 2008年04月15日 23:27
こんばんわ。
私も最近、USD/HKDを買いポジションで建ててみました。限りなく元割れリスクを抑えて、スワップを得ることを期待しています。

ところで、以前ケロさんは、
「人民元がハードカレンシーと見られるようになれば
通貨バスケット制への移行とかで、7.75-7.85のレンジ相場が終わる時が来るでしょう」
とコメントされていましたが、もし、その時がきたならば、為替レートはどうなると思われますか?
じりじりと下がるのであれば、逆指などで、リスク管理ができますが、もしチャート上窓が開き、かけ離れたところからレートが始まるようであれば、簡単に証拠金が飛んでしまう恐れがあります。
もし、よろしければ、ケロさんのご見解をお伺いできませんでしょうか。
宜しくお願い致します。

Posted by JIN at 2008年06月05日 21:25

JINさん、こんにちは
その時が来てみないと正直わかりませんが、香港当局の政策次第で、じりじりと香港ドルを切り上げることもあれば、一気に数%切り上げることもあり得ます。

窓開けのリスクと考えておいたほうがいいと思います。
個人的には今年、来年は香港ドル切り上げは無いと思っています。

Posted by ケロ at 2008年06月06日 13:15
早速のご返答有難う御座いました。
こちらも、様子をみながら、序々にポジションを増やしてみようと思います。
Posted by JIN at 2008年06月06日 23:50
こんにちは。「極」から飛んできました。

記事にありますUSD/HKDのフォワード取引について興味があります。
USD/HKDがフォーワード取引に向いている理由はHKDが7.75-7.85と幅が決められており先でも変動のリスクが他通貨と比べて少ないから、と考えてよいですか?
また、この取引での買い時は限りなく7.75に近い時ということになりますか?7.75から離れればその分だけリスクが高まるという理解でよいでしょうか?この記事中でケロさんが7.75417で75万通貨買いポジを保有されましたが、このことで4423円×75=約33万1千円をほぼ得ることを確定できた(10/21の時点で7.75417以下の売りレートになれば、その分損失は生じる?)、というのがこの取引のでのメリットである、と考えたらいいのでしょうか?
Posted by ほし at 2008年07月24日 16:25
>USD/HKDがフォーワード取引に向いている理由はHKDが7.75-7.85と幅が決められており先でも変動のリスクが他通貨と比べて少ないから、と考えてよいですか?

変動幅がちいさい通貨ペアは、EUR/DKKなど他にもあるのですが、為替変動幅が小さいだけでは不十分です。
フォワード取引に向いている通貨ペアは、
・為替変動幅が小さい。
・スワップポイントはプラス継続期間が長いが、変動幅が大きい。
となります。USD/HKDはこの条件を満たしています。

>また、この取引での買い時は限りなく7.75に近い時ということになりますか?

過去7.75に近づいた時は、香港ドル切り上げや米ドルペッグ放棄などの見込みが急浮上してきたり、マイナススワップになっていたりするときで、その時の市場の雰囲気を感じれば分かりますが、それなりの勇気が必要になります。

>7.75から離れればその分だけリスクが高まるという理解でよいでしょうか?

逆に7.75に近づいた時の方が、香港ドル切り上げや米ドルペッグ放棄のリスクが浮上していることを意味するので、そっちのリスクの方が怖いですね。

>この記事中でケロさんが7.75417で75万通貨買いポジを保有されましたが、このことで4423円×75=約33万1千円をほぼ得ることを確定できた(10/21の時点で7.75417以下の売りレートになれば、その分損失は生じる?)、というのがこの取引のでのメリットである、と考えたらいいのでしょうか?

6ヵ月分のスワップポイントを確定したことで、スワップポイント変動リスクを回避できています。
最近のUSD/HKDスポット取引によるスワップポイントは、10000米ドルあたり1.5HKD以下の日が多いですが、フォワード取引で1日当たりスワップポイント1.79HKDを確定させてしまっているので、現在の状況ではフォワード取引にしておいて良かったということになります。
10/21にフォワードポジションからスポットポジションに変わりますが、その時点でスポットレート(ビッド)が7.75417以下になっていた場合、おっしゃる通り、為替差損が獲得スワップポイントを上回ることになります。

Posted by ケロ at 2008年07月25日 00:04
早速のご回答をありがとうございます。


この取引での買い時はどのような条件・タイミングなのでしょうか(@_@)?考え方次第ですか?
7.75417で購入されたというのは(頂いたコメントの理由で)相当な勇気の要ることなのですか??しかし、ペッグ制では最大下落が7.75までとされていますので、ケロさんは実際にはどうなるかなんてわからない回答にあるリスクよりも下落しても大丈夫な”安全”(という言葉が適切かどうかわかりませんが)を選択したということでしょうか。
Posted by ほし at 2008年07月25日 00:59
こんばんわ。
久し振りに書き込ませて頂きます。

私が思いますに、やはりUSD/HKDのポジションを持ち続けるということは、とてつもなく大きなリスクを背負うことではないでしょうか?

このポジションが有効である条件は、
@ドルペッグ制が維持されていること
AHKDの支払いスワップよりも、USDの受け取り スワップの方が大きいこと
の2つです。
内、前期Aはまず大丈夫でしょうが、@に関しては、インサイダーな情報でも持ち合わせていない限り、香港当局がどう対応するか誰にもわからないでしょう。仮に、ドルペッグ制が廃止された場合のレートについても同様にわからないでしょう。

そこで、廃止された後に極端にかけ離れたレートで取引された場合を想定すると(以前言っていた窓明けリスク)、数百万円の証拠金で数億円レベルのポジションを建てていた人にとっては、億単位の追証が発生する可能性があることになります。
その場合、よほど資産を持っている人でなければ破産するしかないでしょう。
実際は、回収のしようがない証拠金を請求しなければならない証券会社のほうが、より大きなリスクを背負っているともいえますが(私はこの例え話をSVC証券さんにしたところ、「任意で追加証拠金を支払ってもらえない場合は訴訟せざるを得ない」と言っていました)。

これらのリスクを踏まえた上で(証券会社が破綻しポジションが消滅するリスクは格別)、USD/HKDのポジションを持つ心構えとしては、
@もし追証が発生しても、支払えるような中途 半端なポジションではなく、破産申立するし かない程のポジションを建て、自身よりも証 券会社により大きなリスクを負わせる
Aある程度資産を持っている人は、訴訟提起に 備え資産を隠す(マルサがやってくるかもし れませんが(笑)
というものが正しい姿勢ではないでしょうか?

暴論を覚悟で申し上げましたが、実際USD/HKDをハイレバレッジで取引されている人は脳裏の片隅でこんなことも考えてらっしゃるのではないでしょうか?







Posted by JIN at 2008年07月27日 02:19
ほしさん、こんにちは

>この取引での買い時はどのような条件・タイミングなのでしょうか(@_@)?考え方次第ですか?

USD/HKD長期取引における最大のリスクは、
・米ドルペッグの放棄、香港ドル切り上げ
がいつ行われるかがわからない点です。

USD/HKD=7.75 に近づく時は、香港ドル切り上げの可能性が高まっている時が多く、
そのリスクを取ってポジションを取るかどうかの判断が必要になります。

私は、今年は香港ドル切り上げは無いだろうと考えているので、ポジションを取っています。
以下は私の考えですが、

・香港ドル切り上げは、人民元との連動が意識されますが、資本の移動に制限が加えられている人民元との連動は、香港ドルの流動性に懸念が生じる。
・香港はロンドン、ニューヨークに次ぐ、世界第3位の国際金融センター(ちなみに東京は9位)として認知されていて、香港ドルの流動性に懸念が生じると、香港から海外からの投資資金の引き上げが予想され、世界第3位の国際金融センターとしての地位を失うリスクがある。
・何だかんだいっても、依然として世界の基軸通貨は米ドル。海外投資家からみて、米ドルペッグによる為替リスクが限定されている点は、香港を国際金融センターたらしめるのに、まだ必要。
・アジア通貨危機のとき、香港のカレンシーボード制による米ドルペッグは、ヘッジファンドも撃退した実績があり、カレンシーボード制に対する香港住民の信頼が高い。
・人民元が、国際的に自由な資本移動が出来るようになり、ハードカレンシーと認知されるようにならない限り、香港は米ドルペッグを維持する。

Posted by ケロ at 2008年07月30日 11:42
こんばんわ。
度々、失礼します。

香港当局が行った「ヘッジファンドも撃退した実績」とは、HKDの利息を大幅に上げることによりヘッジファンドが撤退したものと聞いたことがあります。

とするならば、HKDの利息が上がることで困る状況とは、HKDを売りでポジションを持っている場合の筈です。つまり、当時のヘッジファンドの攻撃とは、ペッグ制の上限である7.85の壁を破ろうとして、HKDを売りまくっていたのではないでしょうか?

であるから、香港当局はHKDの利息の利率を極端に上げることで撤退させることができたのではないでしょうか。

ここで逆に考えると、仮にヘッジファンドがHKDを買いまくる攻撃をしかけてきた場合はどうでしょうか。香港当局があくまで、ヘッジファンドが自主的に撤退することを期待するというスタンスであれば、効果的な対処をすることはできないのではないでしょうか。

ところで話は変わりますが、私が思いますに、USD/HKDのポジションで一番リスクがない取引とは、上限である7.85の時点で売りでポジションを建てることではないでしょうか。
そうすれば、利息は支払いにはなりますが、元本で損失が生じることはありません。
又、ペッグ制が廃止された場合、ボロ儲けすることが出来るかも知れません。

又、ペッグ制が廃止されるタイミングとしては、次期アメリカ大統領が、イラク戦争を辞めたがっているオバマ氏が当選した場合はどうでしょうか。
イラク戦争により生じた膨大な借金の返済の対応の為、各国の通貨レートに何らかの圧力をかけたりしないでしょうか。
以前、アメリカはベトナム戦争終結後、それにより生じた多額の借金の対応の為、通貨切り下げ(若しくは切り上げ?)を行ったらしいです。
いかがでしょうか。


Posted by JIN at 2008年08月01日 22:52
JINさん、こんばんは

>香港当局が行った「ヘッジファンドも撃退した実績」とは、HKDの利息を大幅に上げることによりヘッジファンドが撤退したものと聞い>たことがあります。
>
>とするならば、HKDの利息が上がることで困る状況とは、HKDを売りでポジションを持っている場合の筈です。つまり、当時のヘッジ>ファンドの攻撃とは、ペッグ制の上限である7.85の壁を破ろうとして、HKDを売りまくっていたのではないでしょうか?
>
>であるから、香港当局はHKDの利息の利率を極端に上げることで撤退させることができたのではないでしょうか。

ヘッジファンドの香港ドル売り攻撃は、1997年〜1998年のことですが、当時USD/HKDは米ドルペッグ制でしたが、現在と違って、
・上限は7.80、下限は特に設けず。
でした。下限7.75、上限7.85となったのは、2005年5月からです。当時は米国より香港の方が金利が高い状況がずっと続いていたため、今と違って、USD/HKDショートでプラススワップになっていました。また、中国の経済力はまだそれほどではなく、アジア通貨危機の影響で、アジア通貨が非常に売られやすい相場環境だったので、USD/HKD相場は7.80に張り付いたままほとんど動かない状況でした。ヘッジファンドは猛烈に香港ドルを売り浴びせましたが、HKMAが金利を上げたわけではありません。香港はカレンシーボード制を採用しているため、香港ドルが売られると市場での金利が上昇し、香港ドルが買われると市場での金利が低下します。カレンシーボード制の自動調整メカニズムにより、280%に上昇したわけです。この金利にヘッジファンドが耐え切れず、香港ドル売り攻撃をやめました。

>ここで逆に考えると、仮にヘッジファンドがHKDを買いまくる攻撃をしかけてきた場合はどうでしょうか。香港当局があくまで、ヘッジファンドが自主的に撤退することを期待するというスタンスであれば、効果的な対処をすることはできないのではないでしょうか。

大量にHKDが買われることになると、カレンシーボード制の下では、香港の金利がマイナスになることもありえます。また、HKMAの香港ドル売り介入は、通貨当局のため無制限に出来ます。ヘッジファンドが、HKMAの巨額の介入を覚悟し、マイナス金利を払い続けた上に、思ったように香港ドル切り上げを実現できるのか?を考えると簡単なことではないと思います。

>ところで話は変わりますが、私が思いますに、USD/HKDのポジションで一番リスクがない取引とは、上限である7.85の時点で売りでポジションを建てることではないでしょうか。
そうすれば、利息は支払いにはなりますが、元本で損失が生じることはありません。
又、ペッグ制が廃止された場合、ボロ儲けすることが出来るかも知れません。

・2005年5月からUSD/HKDの上限は7.85になりましたが、それ以降、いままで一度も達したことがない。
・米国の方が香港より金利が高くなったのは2003年秋以降のことで、いつまで続くか分からない。
・過去USD/HKDの上限を7.75→7.80に移行したときは、HKMAは毎日上限を0.0001づつ、500日かけてずらしたことがある。数百日をかけて、0.0001ずつずらしていくようなやり方をされると、スワップポイントの支払いの方が大きくなる可能性がある。

というようなリスクは考えておくべきです。

>又、ペッグ制が廃止されるタイミングとしては、次期アメリカ大統領が、イラク戦争を辞めたがっているオバマ氏が当選した場合はどうでしょうか。
イラク戦争により生じた膨大な借金の返済の対応の為、各国の通貨レートに何らかの圧力をかけたりしないでしょうか。
以前、アメリカはベトナム戦争終結後、それにより生じた多額の借金の対応の為、通貨切り下げ(若しくは切り上げ?)を行ったらしいです。

この可能性は、ほとんどないと思います。
それよりも、香港は中国の一部なので、米ドルペッグ制が維持されるかどうかは中国の政策次第です。中国は1996年にIMF8条国入りし、経常取引は自由化されましたが、未だに資本取引は厳しい規制下にあります。いつ中国の資本取引が自由化され、人民元がハードカレンシーとなるのか?が最大の注目ポイントだと思います。
Posted by ケロ at 2008年08月02日 01:12
早速のご返答有難うございます。
ケロさんのコメントにより、一つづ懸念材料が払拭されていくことを望んでいます。
Posted by JIN at 2008年08月03日 16:02
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